よく耳にする単語『コンプライアンス』
私たち小さな解体業者からしてみれば、何となく分かるけど…というざっくりなイメージです。
我が社は、大手ハウスメーカー様のお仕事もしており、やはり耳によくする言葉は『コンプライアンス』です。
ふと、廃棄カツ横流し事件が一時世間を賑わせておりましたが、そこでの話から…
そもそもコンプライアンスとは
《法令遵守》とだけ思ってましたが、それ以外の意味を持ってるそうです。
《社内規範》
《倫理規範》
このようなものも含まれてます。
【CoCo壱番屋の事件から学んだこと】
廃棄カツを第三者の産業廃棄物処理業者に依頼したにも関わらず結果として不正に横流しされていたことを発見したのは、CoCo壱番屋に勤務するパートの方だったそうです。その方がすぐに本社に報告し、本部が迅速に事実関係を公表しました。
CoCo壱番屋としては、やはり公表することによって自社のブランドや信用性を失ってしまうのではないか?という危惧はあったそうです。
「廃棄理由をきちんと説明し、不正転売までを突き止め、公表するという透明性を持った迅速な行動」
が世間の評価を受け、逆に株価が上がったとのこと。
確かに、私からも私のまわりからもCoCo壱番屋に対する信用性は何一つ失ってないかと思います。
敢えて言うのであれば、産業廃棄物を依頼する業者選びは慎重にすべきだろう。という同業者からの意見くらいです。
これって、実は私が今まで考えてた守りのコンプライアンスではなく、コンプライアンスの「攻め」だという実例だなぁと。
そして、スタッフの方が自分のことのように会社のリスクを考え行動できたからこそ、会社の社会的評価が上がりました。
経営者が現場の声を大切にする姿勢を示すことで、スタッフ自らが考えて行動するようになれば、真の意味でのコンプライアンスに絡んだ「意識変革」が進むんだという実例ですね。
では、自社をからんだお話を
産業廃棄物業者は世の中にたくさんあると思います。
解体業者もたくさん存在します。
解体工事から排出されるゴミは大ざっぱに言えば、大体が産業廃棄物の扱いとなります。
その中で、以前は不法投棄など問題はたくさんあり、今ではきちんとした法律が制定されました。
注目すべきことは、産業廃棄物処分業者はもちろんのこと、排出事業者にも責任が出てくるという点です。
解体工事を依頼されたハウスメーカーさん(=排出事業者)がいるとします。
その解体業者が不正な産業廃棄物方法をとった場合、罰せられるのはなんとハウスメーカーさんです。
ザックリとした説明で、奥が深い話ですが、要は依頼した業者のせいで100%済まされるものではないということです。
簡単な法則ですが、信頼のある解体業者選びは大事なんです。
↑長文となりましたが、これが今日は言いたかったことです。