かれこれ4年前ほど前に騒がれた
『空き家対策』
という言葉をご存知の方はたくさんいらっしゃると思います。
ゴールデンウィーク最終日の朝、ニュースを確認していたら、こんな記事がありました。
全国規模で約1割が空き家になっているとのこと。
私自身、感覚で約3%くらいが空き家かと思ってたのですが、この数字に正直びっくりしました。
この数字に対して、空き家対策の実状はあまり進んでないようですね。
所有者との交渉の最終的な問題としては、正直、
『費用』
の一言で終わりそうな気がしますが、どうなんでしょうか…??
建物解体のご相談をいただく際、皆さん、解体費用で驚かれることが多いです。
客観的に考えれば、
・壊すもの
・捨てるもの
にはお金はかけたくないもんですよね。
住宅建築など、
・創造するもの(新しく創るもの)
には、大いに費用をかけてもいいと思う人が多くなるのに…
解体業者の悩みどころはここが重いです。
時代が流れ、
地球温暖化防止対策が騒がれる昨今、解体業界でも、再資源化など、メインとなる、解体後のゴミ処理がコスト高になってます。
空き家対策の必要性がある、建物の多くは、処理するゴミの量も通常より多くなり、費用も更に増すことになるのでしょうね。
強制力が法律によって強化されれば、今よりは解決できるでしょうが、ここも、憲法の本質と真逆な結果になりかねない問題を抱えているのではないでしょうか。
何でも、いつでも思うのですが、
『世の中はうまくいかないものですね』
と、ついつい思っちゃいます。
その原因は、自分側からの一方通行の考え方をするからだとは思いますが、相手側の理由や原因を考えると、解決にはほど遠いと凹んでしまいます。
ちなみに、所有者不明な土地も問題としてある。と聞いてびっくりしてます。
日本は土地・建物は登記法という法律でしっかり所有者としての権利を守られているのに、そんなことが起こるものなのですね。