ニュースにて、
『認知症の男性が線路を徘徊し、そのまま電車にひかれて死亡』
→電車会社が、死亡した認知症の家族を訴え、最終的に最高裁にて棄却(敗訴)した。

そんな話です。

なんとなく、私みたいな人間からしてみれば、
家族が電車会社に訴えるのではなく、
電車会社が家族に対して訴え、損害賠償求める
という逆パターンにびっくりです。

その根拠は、家族が認知症患者を監督する義務があるのに、監督せず、その結果電車会社に対して損害を与えたというところにあるとのこと。

私的なところからいうと、これが電車会社の勝訴とならなくてよかったと思います。

高齢化社会に突入し、医療は発達しますます高齢化社会が増進。
それを支えるべき子どもたちは少子化と呼ばれ、若者が高齢者を支えていくという土台が崩れていく中、家族が高齢者を介護するにも限界があるかと思います。

介護疲れで介護者が被介護者の暴行、殺害…
悲しい話ですが、それが事実です。

今回の事件をきっかけに、さらに日本として高齢化社会のあり方を考えてもらえればと思います。

それと少しだけ関連しますが、少子化、人口減少と呼ばれるのに、なぜか新築住宅はどんどん建ち、売れていきます。
かたや、古い住居は高齢者が亡くなったりし、そのまま放置→廃墟建物の問題発生。

本当にこのバランスだけはいかがなものなんだろう?
と思ったりもします。

解体業者としては、やはり今ある居宅を解体なりリフォームをしていくことが、世のいう『再資源化』にもなっていくのでは…と常々思います。
家を建てる業者さんも、別にリフォーム、再建築なら特に大きな痛手を負うといった問題はないですしね。

また、核社会と呼ばれる日本にも貢献できるのではないのでしょうか?

親が子供の住宅購入資金のために税金の優遇制度をらしているようですが、核社会や少子化、高齢化問題をひっくるめて解決するひとつの方法として、再建築やリフォーム資金に関しての税制優遇制度を見直してもらえたら…とふと思います。

三世代が一緒に住めば、
・高齢者にも目が行き届く
・子どもの世話をする人間も増える
→高齢者の方も子どもを世話をすることによりもしかしたら認知症進行を食い止めれるかもしれない
そんなことが解決するかもしれませんね。
(女性の方は、同居となると、男性以上に色々な問題がでるので一概には言えませんが)

自立した日本になったゆえの問題が様々あるのでしょう。

さて、今週は至る所で入学式が行われたようですね。
今朝も中学一年生とあきらかに思われる集団をちらほら見ました。
小学生よりも中学生の方が謙虚に新入生というアピール有りですね。
ぶかぶかの制服…
これに尽きると思います。

新年度、学生ももちろん私たち社会人も色々な出会いがあります。
新しい年度で新しい気持ちで進んでいきたいですね。